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どろぼう夫婦

どろぼう夫婦

児島なおみ リブロポート

Dorobouhuuhu 

近所のことなら何でも知っている物知りじいさんから、お隣はどろぼう夫婦だと教えられたぼく。
観察し続けるぼく。
何を見ても怪しいとしか思えない。
どうやらいよいよその夫婦が銀行強盗にでかけるようだ!
さあどうなった!

……という、「ぼく」以外の読者全員が「泥棒じゃないしなんにもおこらない」事を知った上で「ぼく」の興奮に付き合い続けるというお話。

結局夫婦は引っ越して、別の夫婦が越してくるのだけれど、
どうも今度はスパイらしい。
また見張らねば…と、「ぼく」の真剣な空回りが始まるところでお話は終わる。

こーんなに最後まで何も起こらない絵本は、最近とんと見かけない!
絵もいい

突飛な設定や激しい起承転結のインパクト系絵本はやはり一瞬目を引きますが、
こういう、少し地味ながら毛色の違うテンションの絵本は、
ずっと長くかみしめていたい気持ちにさせられます。

ちなみに著者はこのデビュー作に続く2作目の『空とぶおばあさん』で
American Institute of Graphic Arts 絵本部門賞を受賞しました。

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