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Kveta Pacovska クヴィエタ・パツォウスカー

Kveta Pacovska  クヴィエタ・パツォウスカー

1928年、プラハに生まれた彼女は、
オペラ歌手の父、外国語教師の母のもとに育ちました。

本と絵と音楽に囲まれた子ども時代でしたが、
ナチスの台頭によりユダヤ人の父が殺され、
13歳から4年間は学校に通えませんでした。
戦後奨学金を得てプラハの美術学校で応用美術を学び、
絵本の他リトグラフや立体、コンセプチュアル・アートの制作を始めます。                    

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イラストで何より特徴的なのは
カッ と見開かれたまなこや、赤・緑・黒を基調としたビビッドな配色。
奇妙な生きものたちが多く登場しますが、
そら恐ろしい生々しさを持ちながらどことなく人懐こく、
気付けばふところに2、3匹入ってきている風。なんと図々しい!

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「まよなかごっこ」
で私はしっかりあれらにへばりつかれて
以来気になってしょうがないアーティストの一人です。

で、この「まよなかごっこ」。

ムナーリの代表作「THE CIRCUS IN THE MIST」同様、
ひっそりとした序盤からいろどりの饗宴、
そしてまたおとずれる静寂…というつくり。
現在出ている日本語版が二冊とも谷川俊太郎さんのせいか
いっそう似た雰囲気をうけます。

遊び心もめいいっぱい。
徹頭徹尾ページは穴だらけだし、
お月さまはぶらぶらひもでぶらさがり、
ページのどこにでも自由に出没します。
出演者は首から胴体からめくるめく七変化、
おもちゃと絵本のボーダーラインが曖昧!
想像力さえあれば一日子供とあそび続けられるんではあるまいかな。

同著「ふしぎなかず」も、これでもかというしかけとびらの数々。
中古で入手したのですが、
前の持ち主さんがおそらく見過ごしたんであろう
新品のとびらを発見。

ぴりっとあけるとつるんとした生きものが
「まってました!」とばかりとびだしてきました。

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