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あけるな

あけるな

買ったきっかけ:
復刊ドットコムで見事に復刊。待ってました!の一冊でした

感想:
「あけるな」とかかれた扉を
「これがあけられずにいられるかい」と
ずんずん開けていく乱暴さがいさぎよい。

まるで
「ルールってのはね、破る為にあるんだよ!」

と言わんばかりの、ひひひ、なひみつな教えを
あーいえばこ―いうふうになってきた3歳児を日頃は大声で制しつつ
心の奥では密かに推奨しています。

「とびらってのはね、あけるためにあるんだよ!」

ダメと言ったことはしないでほしい。
でもダメと言われたからといって
おとなしくそこにある扉をあけないできちんと守るような子には、ならないでほしい。

複雑なおやごころ。

ちょっとした悪い事をこっそりと教える大人は、いた方がおもしろい。
そんな役目をになう本。

おすすめポイント:
そしていっぱい冒険とわるさを楽しんだら、
やっぱりおうちへ帰るんです。
オレンジ色の明かりと夕飯のあったかいゆげ

悲しくても嬉しくても
つまらなくてもおなかがすいて倒れそうでも、
「おかえりー」と降ってくる明るいのびやかなトーンは
いつもいつもいつも同じで
ずけずけしていて鬱陶しくて

そんな幼少期のにおい

あけるな

著者:谷川 俊太郎

あけるな

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Kveta Pacovska クヴィエタ・パツォウスカー

Kveta Pacovska  クヴィエタ・パツォウスカー

1928年、プラハに生まれた彼女は、
オペラ歌手の父、外国語教師の母のもとに育ちました。

本と絵と音楽に囲まれた子ども時代でしたが、
ナチスの台頭によりユダヤ人の父が殺され、
13歳から4年間は学校に通えませんでした。
戦後奨学金を得てプラハの美術学校で応用美術を学び、
絵本の他リトグラフや立体、コンセプチュアル・アートの制作を始めます。                    

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イラストで何より特徴的なのは
カッ と見開かれたまなこや、赤・緑・黒を基調としたビビッドな配色。
奇妙な生きものたちが多く登場しますが、
そら恐ろしい生々しさを持ちながらどことなく人懐こく、
気付けばふところに2、3匹入ってきている風。なんと図々しい!

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「まよなかごっこ」
で私はしっかりあれらにへばりつかれて
以来気になってしょうがないアーティストの一人です。

で、この「まよなかごっこ」。

ムナーリの代表作「THE CIRCUS IN THE MIST」同様、
ひっそりとした序盤からいろどりの饗宴、
そしてまたおとずれる静寂…というつくり。
現在出ている日本語版が二冊とも谷川俊太郎さんのせいか
いっそう似た雰囲気をうけます。

遊び心もめいいっぱい。
徹頭徹尾ページは穴だらけだし、
お月さまはぶらぶらひもでぶらさがり、
ページのどこにでも自由に出没します。
出演者は首から胴体からめくるめく七変化、
おもちゃと絵本のボーダーラインが曖昧!
想像力さえあれば一日子供とあそび続けられるんではあるまいかな。

同著「ふしぎなかず」も、これでもかというしかけとびらの数々。
中古で入手したのですが、
前の持ち主さんがおそらく見過ごしたんであろう
新品のとびらを発見。

ぴりっとあけるとつるんとした生きものが
「まってました!」とばかりとびだしてきました。

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ウエスト・ウィング

ウエスト・ウイング  エドワード・ゴーリー
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私の好きな作家の中で筆頭にあがるのが、エドワード・ゴーリー。
「うろんな客」の和訳本が発売されて以来、
私の中の絵本像がぐるぐるとミキシングされ、
混沌の渦の中、今もなお翻弄されつづけているのです。
こんな本があっていいものかと
中でもとりわけ好きなのが、この「ウエスト・ウイング」。
サイレントホラー映画のごとく音なきショットの連続は、
何モノかにめくり続けることを強いられるかの様、
挙句震撼の果てに笑いを誘うという
自身奇妙極まりない境地へといざなう本。
ゴーリーの変人ぶりが詰まったスペシャルインタビュー本「どんどん変に…」でも
彼はこう言っています。
「どういうわけかわたしはみんなを少しだけ―すべての事柄について―不安にするのがとても好きなんです」
享年75歳、2000年に心臓発作で亡くなったゴーリーですが、
絵本を手掛けて10年ほどもたったころ
1冊の本のプロットを、ほとんど3分間で思いつけるようになっていたという。
また、手持ちのアイデアを死ぬまでに全部できるわけがない、ともぼやいている。

愛したもの―バレエ、ミステリー、源氏物語、それに、なによりも猫!
膨大な数の作品を読破するすべはないけれど
こちらの本では、少しだけ、迫ることができた気分です。

どんどん変に…―エドワード・ゴーリーインタビュー集成

買ったきっかけ:
ゴーリーの深淵にせまりたくて

感想:
生き方を変えてもいいかなと思った。

おすすめポイント:
彼は源氏物語の登場人物の名をつけた6匹の猫と生涯を共にしました。
猫好きの方は特に、彼の性質に共感できるかもしれない

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新作ポストカード

ポストカードでお世話になっている下北沢アクチュアルプルーフさんに
新作5点入荷です。

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合わせて微生物シリーズ
ゾウリムシ
ミドリムシ
ミジンコ
ラッパムシ
も再入荷です。

そろそろ年賀状のシーズンです。
インパクトのあるおハガキで新年のごあいさつ、いかがでしょう。

こちらのお店はミニギャラリースペースでの週替わりの展示や公募展など
かなりのハイペースで日々更新中。
表現する人も応援する人も、何らかの形で参加できるイベントもたくさん企画されているので
飽きることのないお店です、下北へ行ったらばぜひ。

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