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5匹の小オニが決めたこと

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作:サラ・ダイアー 訳:毛利衛

講談社

買ったきっかけ:
絵本の家にて絵を見て

感想:
絵も展開もソツがなく
テーマもすっと身体に入ってきた。
身近なテーマであり宇宙全体の問題でもある、壮大な本ながら
すとんとオチる軽さがよい。
とても大事なことを、大げさにならずおしつけもせず
サラリと伝えるのは困難だ。

おすすめポイント:
小オニたちの「かわいくないけど気持ち悪くもなくなんとなく好き」にさせる不思議な感じもまた魅力。

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ジョセフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて

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地下室で独り記憶を詰める人。

その空想に詩を読む人。

展示は歩くのも困難なほどの暗闇の空間に
ボウッと照らし出された箱たち。まるで宙に浮いているかのよう。
パーテーションも透き通るガラスに星星が浮かび
恐る恐る進める歩もあいまって
すべてが通常と違う時間軸に投げ出されたようである。

「箱」はもともと概念的に神秘的な存在であるが
詩人たちの手にかかるとその中の物語や記憶が突如カタカタと動き始めるのが面白い。

ジョセフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて

川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/index.html

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国立天文台 三鷹

かの有名な三鷹天命反転住宅に目も釘付け…になっていると必ず通り過ぎてしまいます!
そちらの次の角を曲がると国立天文台。

その天文台の森の片隅ににひっそりとたたずむのは大正期の旧官舎。
現在は三鷹市が行う「子どもと絵本プロジェクト」の拠点として
「星と森と絵本の家」というあらゆる人々が集える場所に生まれ変わっています。

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長い廊下が建物の中心を走り、たくさんの小部屋が向かい合っています。
こっちだよう こっちへきなさいと あちらこちらより手招きされているかのよう。

本棚には2000冊の蔵書
各々が思い思いの格好で好きなだけ絵本を楽しめる空間になっています。
あたたかな陽が差し込む縁側が人気の席。
冬でもそんな日は思わず窓を開け放ちたくなります。

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こちらは月の絵本を集めたコーナー。
科学的な絵本からファンタジーまでと幅広い。

本日見つけたお気に入りの絵本は

五匹の小オニが決めたこと

つきよのかいじゅう

理科室と称される元調理場では、
顕微鏡が設置され
ミクロの像に「おお…」とシンプルなリアクション。
旧浴室はおもちゃの部屋。
本の読めない赤ちゃんも、木のおままごとセットやしかけおもちゃでゆっくり遊べます。
広い庭へ出てハンモックでのんびりしたり
竹馬や輪投げ、竹ぽっくりで遊ぶことも。
引き戸、箪笥、押し入れ等
あちらこちらに仕掛けが隠れ 何度来ても楽しい!
休みの日などにはおじいさんが
小さな木端を使ってネックレス作りなどを教えてくれるワークショップも開催。
たしか50円だかなんだったか(違ってたらごめんなさい)。心もお財布もあたたか。

気配を消しえぬきしむ床
客間に鎮座する「よくわからない古いもの」
書斎へ入り込む緊張感、
引き出しをこっそり覗く高揚感…。

小学生の男の子たちが
我慢できずにかくれんぼをはじめて怒られていました。
ざんねん!
気持ちはとっても分かります。

見えないものが確かに住んでいた、闇のある家。音が鳴り、匂い、呼吸をする、生きている家。
星(宇宙)、森(自然)、絵本、家への関心をきっかけに人と人とがつながり、
感受性をはぐくむきっかけにすることをモットーにするこの建物は、
図書館でも児童館でもない、人々が集える「家」でした。

こんな場所がもっと増えるとよいなあ

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よるのようちえん

よるのようちえん (日本傑作絵本シリーズ)

買ったきっかけ:
タイトル

感想:
闇、ようちえん、よるのいきもの。


にぎやかさにあふれた日常の空間がふっと静まり返った時おそわれる
無音の波の如き感覚は
誰もが経験済みの、一種異様な言い知れぬ世界です。

耳がキーンと痛むほど張り詰めた静けさに気配を探す。
見えない気配は確かにそこに生きていて、
いつか出合える期待すら抱く。

そんな気配の記憶を思い出す、詩的絵本です。


おすすめポイント:
「のぞく」と同じく、写真とイラストを合わせた絵本。

おどけた遊具にプール、きちんとならんだ園児のスモック…無邪気さにあふれた日常のひとコマが
モノクロの荒い写真加工により一転おどろおどろしき闇に。
その墨色に原色も鮮やかな夜の生き物たちが見え隠れするという手法が面白い。

よるのようちえん (日本傑作絵本シリーズ)

著者:谷川 俊太郎

よるのようちえん (日本傑作絵本シリーズ)

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のぞく

のぞく (日本傑作絵本シリーズ)

買ったきっかけ:
書店にてタイトルを見て

感想:
いろいろな隙間や穴を覗く人々から湧き出るイメージを
写真、文章、イラスト、仕掛けにより連鎖させてゆく、新しい試みの絵本。

が、
ここだったらこう来てほしいなあという思いが先に立ってしまい
始終首をかしげつつの鑑賞に。
個人的には終始一貫オチどころにオチなかったという、
大好きなのに気持ちよく人に勧められない、やや惜しい本です。

リアルな一コマを切り抜いた写真のストレートな面白さと
そのイメージを飛躍させる文章、
その二つのかけはしを担うイラスト。
それぞれ役割を分担して一冊を作る試みは、とても面白いと思う。

おすすめポイント:
見たことがない絵本であることは確かです。

絵本作りの参考になりました。

のぞく (日本傑作絵本シリーズ)

著者:天野 祐吉

のぞく (日本傑作絵本シリーズ)

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しぶや手作り市終了

1_2東京代々木八幡神社にておこなわれた、
青空個展 しぶや手づくり市。

風が少々強かったですが
柔らかな日差しの中、
こぢんまりとした境内にて無事出店を
終えました。

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今回はハーブソープ、マルセイユ石けん、布小物を作る方々と出店。
私は今回はポストカードを中心に売りました。

12枚うち5枚が蝶のイラストだったのでテグスで吊るし、ヒラヒラと舞うイメージです。

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こちらはハチミツやローズヒップ、ラベンダー等のハーブを使った、
Honey & Bees Factoryさんのハーブソープ。
お菓子のようないろかたちに、みな感嘆の声をあげていました。
ゲストソープや贈り物にぴったりです。
なお通年販売も可能、興味のある方はご一報ください。

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続いてこちらはマルセイユ石鹸。
シンプルで潔い存在感。
特に手前のシアバタークリームは、時間を増すほどその保湿力が威力を発揮し
今回の出店では大好評でした。

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こちらは動植物をテーマにバッグや布小物を制作しているpotecoさん。
個展やイベントにて勢力的に活動中。

私もポストカードを置かせていただいている
monocaさんでは
ブローチや髪飾りを売っています。

http://monoca.ocnk.net/

 

閉店に近づき風も強まり
ディスプレイの木の枝を終始握りながら立っていなければならなくなり、
かよわき糸で結ばれた蝶たちはといえば
1枚また1枚と空へ舞っていくという事態に!

・・・が、最後に1匹だけ帰ってきたようです。

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皆さま、お疲れ様でした。

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